2024年劇場公開にむけて三上智恵監督の新作ドキュメンタリー映画『沖縄、再び戦場へ(仮)』の製作をスタートしました。
その完成に先んじて、三上智恵監督は「刻々と変わっていく、沖縄の予断を許さない状況と危機感を全国の皆さんに今すぐ共有していただきたい」と、新作映画のために撮影した映像の一部から、45分ほどのスピンオフ作品を製作しました。そして現在、このスピンオフ作品の上映会を開催したいという方に無償で貸出しています。この状況をより早く、より広く共有するため、ぜひ何度でも上映会を開催してください。
また、上映会開催にあたっては、ぜひ『沖縄、再び戦場へ(仮)』カンパ金募集チラシの配布をお願いします。新作完成へ向けて、どうかお力添えをいただけますようお願いいたします。
昨年末の安保三文書で明らかになったのは、日本が敵基地攻撃や先制攻撃も可能な軍事国家になったことだけではありません。日米政府の言う抑止力とは「南西諸島にミサイルを並べ、最悪の場合報復攻撃の戦場になるもやむなし」という南西諸島の犠牲を覚悟したものであるという本音も暴露されました。戦場になると名指しされたも同然の島々では、これから基地の地下化、シェルター設置、ミサイル避難訓練、弾薬庫大増設、小さな離島を含む空港と港湾の軍事化が急ピッチで進みます。いま制作中の新作映画は、平和を求めて戦う沖縄の最前線を描いた2017年の『標的の島 風かたか』の続編にあたります。2017年~2023年の戦争に向かって突き進む怒涛の日々が描かれることになりますが、しかし映画館での公開は早くても2024年春以降になり、その時、沖縄が予断を許さない状況になっていることすら考えねばならないと危惧しています。
映画の完成を待つこの期間にも、刻々と変わっていく状況を共有するため、この度45分程のスピンオフ映像を希望者に無償で提供し、危機感を共有していただきたいと思うに至りました。みんなで見ようよ!と声を掛けられる仲間と、5人でも10人でもいいので「見る会」を開催していただきたいのです。そして戦争に向かうこの国の流れを止める小さな単位が各地に生まれ、この動画を見たことで「見ざる・聞かざる・言わざるになるものか!」と決意した人たちが、既成の政党や運動にとらわれず、同じ危機感を持つ人たちと集まりなおすきっかけになれば、こんなにうれしいことはありません。映画が完成するまでの間に、全国に同時多発的に沖縄の現状を見てこの国を憂い動き出す人々がどんどん誕生していくと思うだけでもワクワクします。そして、ワンコインでもいいので新作の製作費カンパと共にDVDを返却していただければ、私たちもさらに励みになります。
野党や労働組合の弱体化、運動の高齢化など嘆いていても始まらない。私にとっては、過去の私の作品を見てくださり、沖縄を気にかけていてくれる方々だけがはっきりと目に見えている希望なんです。その方々は必ず南西諸島の現状をその目で見て受け止め、SOSに耳を傾け、そして発言・行動につなげる力のある人たちだと信じられるからです。
なので、今回はあえて素材を無造作に並べ、わかりやすくするための説明や演出は極力つけませんでした。あくまで撮影に走っている中からこぼれてくる「野菜の乱切り」の形で提供します。それを一足先にお渡しするので、皿もそちらで用意し、来ている方々が食べられるような盛り付けと味付けは映像を受け取った主催者のオリジナルでやってほしいのです。主催する方の多くは辺野古で座った経験があったり、深く沖縄問題に関心を持ってきた方々だと思いますので、一緒に見る人たちに添えるべき情報を判断し、来てくれた方々に必要な補足をしていただけると思います。実はそこがミソだと思っています。
観客として見るのではなく、私たちが必死に渡す情報を受け取って、皆さんも必死に地域に発信するサテライトになってほしい、平和を作る力のある人たちを揺り起こすツールにしてほしい、平和分子の核分裂が起きる時の核になる人たちにこの素材をお渡ししたいと思い、その願いを込めて、編集しました。どうぞ存分に活用してください。そして新作映画が完成した暁には、是非この動画を共有してくださった皆さんと共に劇場にお越しください。
Eメール:info(@)okinawakiroku.com/okinawakirokueiga(@)gmail.com
※Eメールは()を取ってお送りください。
TEL:03-5919-1542(平日11:00〜18:00) FAX:03-5919-1543
〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目4−1 新宿Qフラットビル306号室 東風内
下記に掲載の上映会は、どなたでも参加可能です。参加希望の方は、それぞれの主催者までお問い合わせをお願いいたします。
開催日 | 地域 | 会場名 |
2023年4月2日(日) | 東京都 世田谷区 | 太子堂区民センター |
2023年4月4日(火) | 愛知県 豊川市 | エコショップイトコー |
2023年4月5日(水) | 神奈川県 横須賀市 | ヴェルクよこすか |
2023年4月5日(水) | 大分県 臼杵市 | UEMURA BREAD |
2023年4月6日(木) | 大分県 臼杵市 | UEMURA BREAD |
地域 | 上映日 | 会場 | 備考 |
宮城県 塩竃市 | 2023年4月26日(水) | 塩竈市公民館 視聴覚室 | 詳細 |
宮城県 登米市 | 2023年5月13日(土) | 登米市 迫にぎわいセンター | 詳細 |
地域 | 上映日 | 会場 | 備考 |
東京都 世田谷区 | 2023年4月2日(日) | 太子堂区民センター | 詳細 |
神奈川県 横須賀市 | 2023年4月5日(水) | ヴェルクよこすか | 詳細 |
東京都 練馬区 | 2023年4月8日(土) | ギャラリー古藤 | 詳細 『標的の島 風かたか』上映あり |
東京都 練馬区 | 2023年4月8日(土) | つながる市民・練馬 池尻成二・つながる事務所 | 詳細 |
神奈川県 茅ヶ崎市 | 2023年4月19日(水) | 茅ヶ崎市立図書館 | 詳細 |
茨城県 常陸太田市 | 2023年4月22日(土) | アシリアペ フェアトレード&ブックカフェ | 詳細 |
東京都 国分寺市 | 2023年4月28日(土),29日(日) | 国分寺ギー | 詳細 |
神奈川県 横浜市 | 2023年4月28日(金) | 横浜市社会福祉センター | 詳細 |
東京都 江東区 | 2023年5月3日(水・祝) | 東京臨海広域防災公園 | 詳細 |
埼玉県 草加市 | 2023年5月18日(木) | Cafe&Gallery のんの | 詳細 |
神奈川県 横浜市 | 2023年5月26日(金) | 日吉本町地域ケアプラザ | 詳細 |
東京都 台東区 | 2023年6月11日(日) | 映画喫茶・泪橋ホール | 詳細 |
地域 | 上映日 | 会場 | 備考 |
長野県 佐久市 | 2023年3月25日(土) | エデュカル・トリア佐久教育会館 | 詳細 |
愛知県 名古屋市 | 2023年3月26日(日) | 愛知民主会館 | 詳細 |
愛知県 豊川市 | 2023年4月4日(火) | エコショップイトコー | 詳細 |
愛知県 名古屋市 | 2023年4月18日(火) | CHILL HOUSE (チルハウス) | 詳細 |
愛知県 新城市 | 2023年4月21日(金) | ヒカリノモリ | 詳細 |
愛知県 額田郡幸田町 | 2023年4月22日(土) | 幸田駅前書店 | 詳細 |
長野県 佐久市 | 2023年4月28日(金) | エデュカル・トリア佐久教育会館 | 詳細 |
地域 | 上映日 | 会場 | 備考 |
鳥取県 倉吉市 | 2023年5月14日(日) | 鳥取県立倉吉未来中心 セミナールーム6 | 詳細 |
島根県 松江市 | 2023年5月28日(日) | 松江市市民交流センター 504会議室 | 詳細 |
地域 | 上映日 | 会場 | 備考 |
大分県 臼杵市 | 2023年4月5日(水) | UEMURA BREAD | 詳細 |
大分県 臼杵市 | 2023年4月6日(木) | UEMURA BREAD | 詳細 |
沖縄県 うるま市 | 2023年4月15日(土) | 本と商い ある日、 | 詳細 |
沖縄県 うるま市 | 2023年4月16日(日) | うるみん(うるま市健康福祉センター)視聴覚室A | 詳細 |
2024年劇場公開にむけて、三上智恵監督 新作ドキュメンタリー映画『沖縄、再び戦場へ(仮)』の製作をスタートしました。
製作費確保のため、ぜひ皆さんのお力を貸してください。いただいた製作協力金は、『沖縄、再び戦場へ(仮)』の製作費として活用させていただきます。
製作協力金10,000円以上、ご協力いただいた方(もしくは団体)は、映画エンドロール及び、映画ホームページにお名前を掲載させていただきます。
締め切り日:2023年11月末まで
郵便振替口座 00190-4-673027
名義:沖縄記録映画製作を応援する会
ゆうちょ銀行(9900 〇一九店(019)
当座 口座番号:0673027
名義:沖縄記録映画製作を応援する会
Eメール:info(@)okinawakiroku.com/okinawakirokueiga(@)gmail.com
※Eメールは()を取ってお送りください。
TEL:03-5919-1542(平日11:00〜18:00) FAX:03-5919-1543
〒160-0022 東京都新宿区新宿5丁目4−1 新宿Qフラットビル306号室 東風内